このページでは、車のエンブレムについた頑固な汚れや水垢を綺麗に洗い流す方法をご紹介しています。
エンブレム周りに水アカがこびりついているからと言って、力を入れてゴシゴシこすって落そうとすると、水あか汚れがなかなか落ちないうえにデリケートな車のボディの塗装面を傷つけてしまい、やっちまたーーーーと後悔することになります。
汚れを落とすためのケミカルとしてはタールピッチクリーナーを使用し、ボディに傷をつけずにハケと綿棒で優しくエンブレムを洗う洗い方をご紹介します。
管理人の車のエンブレムについた水あか汚れ
車のエンブレムってでこぼこしていて汚れや水アカがつきやすいんですよね。
そしてでこぼこしているということは、スポンジやマイクロファイバークロスが入りにくいので、普段の洗車でシャンプー洗車するくらいではまず水垢汚れは落ちません。
管理人の車のエンブレムにも茶色の汚れとか灰色っぽい水垢がこびりついています。
写真は管理人の車(Audi A3 sportback e-tron)のエンブレムですが、アウディの4リングスの内側に沿って汚れがついているのが分かるでしょうか。
シャンプー洗車を行ったあとなので水滴がついています。シャンプー洗車程度では絶対落ちません。
もうちょっと拡大してみましょう。
リングの内側の影のような部分が水垢です。
車のエンブレムの汚れを取るのに必要な道具
さて、ではまず車のエンブレムの汚れを取るのに必要な道具たちをご紹介しましょう。
必要な道具は、3つだけ。タールピッチクリーナー、ハケ、綿棒です。
エンブレム洗いに必要な道具その1:タールピッチクリーナー
エンブレムについた水垢汚れは普通のカーシャンプーでは全くと言っていいほど落ちません。水垢クリーナーやタールピッチクリーナーなどの洗浄力が強いものを使いましょう。
水垢クリーナーでもタールピッチクリーナーでも、洗浄力が強いものならなんでもよいと思いますが、管理人がエンブレムを洗うのに使っているのはクリンビューの「ピッチ&マルチクリーナー」です。
タールピッチクリーナーにはいろいろと種類がありますが、注記に「輸入車には使用できません」と書いてあるものが多いです。
恐らく、輸入車に使うとボディに悪影響があるというよりは、海外のあらゆる車に対してテストできないので、何かあったときの責任逃れとしてメーカーが書いているだけとは思われますが、そうかかれるとAudiユーザーの管理人はちょっと尻込みしてしまいました。
この「ピッチ&マルチクリーナー」は注記に輸入車NGとは書いありません。
この注記のあるなしで実際の輸入車のボディの塗装面への攻撃性が変わるとは思っていませんが、「輸入車NG」と書いてなければ、もし万が一何か塗装に問題があったら「アンタとこの商品は注記に輸入車ダメって書いてなかったやんけ!」と文句のひとつでも言ってやれるかなーと思ったためです。
結果としては、使用後も車のボディ、エンブレムの塗装面に何の問題もありませんし、汚れも綺麗に落ちました。
エンブレム洗いに必要な道具その2:ハケ(刷毛)
車のエンブレムを洗う時にはハケ(刷毛)が便利です。
タオルやマイクロファイバークロス、スポンジなどは、エンブレムの隅などの細かいところまで届かないためです。また、汚れを取ろうとして力をかけてしまいがちなので、ボディやエンブレムに傷をつけてしまう可能性もあります。
ハケであれば、細い毛でエンブレムとボディの隙間にこびりついた汚れにもは入り込むことができます。毛の弾力があるのでやさしく洗うことができ、ボディに傷がつくことはありません。
力が弱くても、クリーナーの汚れを浮かす力で十分に汚れは落ちます。
車のエンブレムに歯ブラシを使用する方もいらっしゃるようですが、あまりおすすめしません。毛足が短いので弾力性に劣るのと、とハケに比べると毛が硬いことから、ボディの塗装面やエンブレムを傷つけやすくなります。
管理人のおすすめはハンディクラウン製のハケです。
ハンディクラウンはハケの専門業者で洗車用にいろいろなハケを開発・販売していて、販売前に車の塗装面に与える影響についてもテスト行っているので、信頼できます。
管理人が選んだハケは、ハンディクラウン製INNOVA ECOのソフトタイプ10号(幅30mm)です。
洗車専用品ではないですが、柄の部分がラバーなので木と違って水が染み込んで劣化することがなく、毛が柔らかいのでボディの塗装面を傷つける心配もありません。ある程度幅があるので、一度に広範囲の汚れを落とせます。
このハケに限らず、ホームセンターに行けば色んな種類のハケが売っているので、毛足が長くて柔らかいタイプのものを手に入れると良いでしょう。100均に売っているものだと毛の本数が少なくて効率が悪い、毛が抜けて洗うのの妨げになる、すぐダメになるのであまりお勧めしません。
なお、あくまで、ハケで汚れをこすり取るのではなく、クリーナーを汚れに浸透させ、表面に浮き出てきた汚れを軽く取り去るのがハケの目的です。汚れが良く落ちるからと言ってプラスチック製の毛が使ってあるような硬いハケはボディやエンブレムの表面を傷つけるので選ばないようにしましょう。
エンブレム洗いに必要な道具その3: ベビー綿棒
ハケを使って地道にこすこすしていればエンブレム周りの汚れや水アカは十分に取れますが、頑固でなかなか取れない、という場合には、ベビー綿棒の出番です。
タールピッチクリーナーを綿棒に浸透させて、車のエンブレム周りの頑固な汚れにグリグリ、コスコスします。
普通の綿棒でなくベビー綿棒なのは、ヘッドが細いので、エンブレムとボディの隅でも容易に入り込んで汚れや水あかを落とせるためです。
ベビー綿棒はダイソーやセリアなど100均で手に入ります。
車のエンブレムの汚れ・水アカの落とし方(洗い方)
さて、車のエンブレムの汚れや水アカを落とすためのグッズが揃ったら、早速作業に移りましょう。
エンブレムの洗い方その1:エンブレムについた砂埃などの汚れをシャンプーで洗い落とす
タールピッチクリーナーを使って車のエンブレムの汚れを落としていく前に、通常の洗車のときと同じように、シャンプーでボディ表面についた砂埃などの汚れをざっと落とします。
このシャンプーでは、全くと言っていいほど、エンブレム部の水アカ汚れは落ちません。
後でハケや綿棒でボディをこするときに、表面に砂埃があると傷の原因となるので、これを取り去っておくのが目的です。
エンブレムの洗い方その2 タールピッチクリーナーとハケで水垢汚れを落とす
エンブレム周りの砂埃を落とせたら、次は本番の水垢汚れを洗い流す作業です。
タールピッチクリーナーをエンブレム部にシュッとスプレーし、ハケでやさしくさわさわしていきます。
毛先を使って、エンブレムとボディの隅部もくまなくさわさわしましょう。
柔らかいハケを使っているので、数回さわさわしても頑固な水垢汚れはなかなか落ちません。繰り返し繰り返し、地道に優しくさわさわしていきましょう。
ハケとタールピッチクリーナーでエンブレム部を洗っているところです。
エンブレムの洗い方その3 ハケでさわさわしてもなかなか落ちない水垢汚れは綿棒攻撃!
基本的にはハケだけでエンブレム部の水垢汚れは取れるのですが、頑固でなかなか落ちない水アカ汚れには、綿棒を使います。
綿棒にタールピッチクリーナーを染み込ませ、汚れにこすこす押し当てたり、回転させながらグリグリ押し当てます。
綿棒の場合には、汚れが綿棒に着くので、汚れが落ちているのがよく分かります。
綿棒が汚れてきたらこまめに新しい綿棒に交換しましょう。
4. 作業完了!エンブレムがピッカピカなりました!
さて、タールピッチクリーナーとハケと綿棒で地味に作業した結果、水垢などで汚れていた車のエンブレムがピッカピカになりました。
一度水垢汚れがこびりつくとこのようになかなか取るのが大変なので、毎回の洗車の度にタールピッチクリーナーをつけたハケでエンブレム部をさわさわしておきましょう。これだけでピカピカなエンブレムをいつまでも保つことができるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。このページでは車のエンブレムについた水垢汚れを綺麗に洗い落とす方法(洗い方)をご紹介しました。
- 必要な道具は、タールピッチクリーナー、柔らかいハケ、ベビー綿棒
- 先にシャンプー洗車でエンブレム周りの砂埃を落とす
- タールピッチクリーナーとハケでさわさわして汚れを浮かして落とす
- 頑固な汚れにはクリーナーを染み込ませた綿棒で優しくこすこす
- 水垢汚れがこびりつく前に、洗車の度に軽くタールピッチクリーナーとハケで掃除するのがおすすめ
この記事が車のエンブレムの汚れが落ちなくて困っている方のご参考になれば幸いです。それでは!
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