管理人の愛車Audi A3 sportback e-tronのガソリン燃費の記録です。
アウディA3 etronは、アウディ初のプラグインハイブリッド車(PHEV)です。8.7kWhの大容量バッテリーを搭載し、カタログ値で52.8kmのEV走行が可能です。
ピュアなEV走行をした場合にはガソリンを使用しないため、ガソリン燃費は∞(無限大)となりのですが、「ハイブリッドオート」や「ハイブリッドホールド」で走行した場合、ガソリン消費することになります。
ハイブリッド走行のカタログ燃費は23.3km/l(JC08モード)ですが、果たして実際のところはどうなのでしょうか?
このページでは、管理人の愛車e-tronを様々な条件で走らせたときのe-tronの燃費をご紹介しています。
目次
充電0状態の高速道路ハイブリッド走行では燃費21km/l
スーパーに買い物に行ったり家族の送り迎えする分には充電したバッテリー走行で十分事足りるのですが、旅行に行ったり少し離れた実家に帰ったりするときにはEV走行レンジを越えてガソリンによりハイブリッド走行することになります。
丁度、充電が空になったタイミングで長距離走行する機会がありましたので、ピュアハイブリッド走行での燃費を計ってみることにしました。
燃費の計測条件
- 走行開始時のバッテリー残量:0%
- 走行モード:ハイブリッドオート
- 走行距離:約180km
- 走行区間:鳥取砂丘~三田市(鳥取自動車道→中国道→山陽道)
- 時期:2018年11月
- エアコン:フロントウィンドウの曇り取り用に風量最小で運転
- アクセル操作:制限速度+20km程度でオートクルーズ(ACC)運転
燃費の計測結果
燃費の計測結果は下の写真の通り21.1km/lでした。高速道路走行でいい燃費が出る条件とはいえども、中国山地越えでそれなりにアップダウンもあります。JC08モードのカタログ燃費23.3kmと遜色ない燃費となりました。
フル充電からハイブリッドオートで高速道路を走行すると燃費27km/l
今度はフル充電状態から「ハイブリッドオート」モードで高速道路メインで約160km走行したときの燃費です。ハイブリッドオートはバッテリーを積極的に消費するモードなので、走行開始から約50kmのところでバッテリーを使い切り、残り約110kmがほぼピュアハイブリッド走行となります。
燃費の計測条件
- 走行開始時のバッテリー残量:100%
- 走行モード:ハイブリッドオート
- 走行距離:約160km
- 走行区間:加古川市~鳥取県倉吉市(加古川バイパス⇒中国道⇒鳥取自動車道)
- 時期:2019年1月
- エアコン:フロントウィンドウの曇り取り用に風量最小で運転
- アクセル操作:制限速度+20km程度でオートクルーズ(ACC)運転
- タイヤ:スタッドレスタイヤ
燃費の計測結果
燃費の計測結果は下の写真の通り27.0km/lでした。最初の50kmで早々にバッテリーを使い果たした割にはなかなか好成績です。
バッテリーは「ハイブリッドオート」モードで50.9km走行した時点で使い果たしました。
充電ゼロからハイブリッドホールドで高速道路を走行すると燃費18km/l
以前、バッテリー残量0からハイブリッドオートで高速道路を走行した際の燃費は21km/lでした。
今度は同じくバッテリー残量0の状態から「ハイブリッドホールド」モードで高速道路メインで約170km走行したときの燃費です。「ハイブリッドホールド」モードは、充電残量を極力キープするように走ります。EVモードや「ハイブリッドオート」モードでは、バッテリー残量がどんどん減っていくので、バッテリーレベルを維持しておいて、後で街中などでEV走行したいときなどに使います。
バッテリーレベルを一定に保つ、という制約がかかるので、エネルギー効率という観点ではハイブリッドオートに比べると落ちます。例えば、長い下りの坂道で回生ブレーキでまだまだバッテリー残量を増やす余地があるのにバッテリー残量が増えすぎないように回生をストップしたり、ストップ&ゴーが多く、バッテリーを使用した方が効率的な運転ができるのにバッテリー残量が減らないようにガソリン運転したりする場面です。
以前の「ハイブリッドオート」でのガソリン燃費の計測時と条件は全く同じではありませんが、「ハイブリッドホールド」での燃費は「ハイブリッドオート」よりもやや悪化する結果となりました。
燃費の計測条件
- 走行開始時のバッテリー残量:0%
- 走行モード:ハイブリッドホールド
- 走行距離:約170km
- 走行区間:鳥取県倉吉市~加古川市(鳥取自動車道⇒中国道⇒加古川バイパス)
- 時期:2019年1月
- エアコン:フロントウィンドウの曇り取り用に風量最小で運転
- アクセル操作:制限速度+20km程度でオートクルーズ(ACC)運転
- タイヤ:スタッドレスタイヤ
燃費の計測結果
燃費の計測結果は下の写真の通り18.4km/lでした。以前充電0からハイブリッドオートモードで運転したときの燃費が21.1km/lなので、1割程度燃費が低下した結果です。ハイブリッドオートでのガソリン燃費の計測時に比べて、外気温が低くエアコンのエネルギー消費が多いこと、スタッドレスタイヤのため、転がり抵抗が増加することによるエネルギーロスも多いことなど、条件が悪いことも多少影響しているかもしれません。
今回の走行におけるゼロエミッション走行(バッテリー走行)とガソリン走行の割合は27%対73%となりました。