このページでは、管理人が物干しワイヤーロープを屋外のカーポートの柱に取り付けた際の手順についてご紹介しています。
管理人がネットであちこち探した限り、巻取り可能なタイプの屋外用物干しワイヤーロープは市販されていなかったため、室内用の物干しワイヤーのうち、耐食性に優れるステンレス製の製品を選んで屋外に設置しました。
記事の中でもご紹介していますが、取り扱い説明書の中でも「室内用なので屋外で使用しないで」的な中期があります。しかしながら、2000円台の製品ですので、錆びたり不具合が出ればまた取り換えればいっか♪、という軽い気持ちで設置しています。
目次
AmazonでNosiva製のステンレス製物干しワイヤーをお買い上げ♪
今回管理人が購入した物干しワイヤーロープはこちら。
Amazonで2480円でした。
今回管理人が屋外に取付けた物干しワイヤーロープがこちら。ステンレス製なので屋外で使用しても錆びることないはずなのですが。。。
管理人は、洗車に使ったマイクロファイバークロスやムートングローブなどを干すのに使いたかったため、屋外用のワイヤーロープを探していたのですが、結局あちこち探し回っても巻取り可能なタイプは市販されていませんでした。
(巻取りできないタイプの物干しワイヤーでターンバックルで張るような商品はありましたが、管理人は使わないときにはワイヤーを収納できる巻取りタイプが欲しかったのです!)
このため、やむを得ず室内向けの物干しロープのうち、ステンレス製の商品を選んで屋外に設置することにしました。
それで選んだのが上の商品です。丸い形の物干しワイヤーもあったのですが、何となく四角いタイプを選びました。長さも3.5mあればカーポートの柱の間に設置するには十分です。
さすがAmazon、次の日には自宅に届きました!
法定外の安値で運送会社に商品を送らせていた問題で一時世間を騒がせたAmazonでしたが、
相変わらず発送の素早さはさすがです。
注文から翌日には購入した物干しワイヤーが管理人の家に届きました。
梱包はこんな感じ。
中国製の商品に特徴的なペラペラのダンボールに文字がにじんだ商品画像が貼り付けてあります。
値段からして中国製なことはわかっていましたが、こういう梱包をされるとちょっとうんざりしてしまいますね。。
物干しワイヤーは中国温州市のFaao Sanitary Wareという会社製
箱の側面には商品の仕様と製造者の情報が貼り付けられていました。
この物干しワイヤーは中国の浙江省温州市に拠点を置くFaao Sanitary Wareという水回り製品を扱う会社の製品のようです。
物干しワイヤーのクイックマニュアルがこちら。
注意点や取り付け方法などが説明されています。
「本製品は、室内用物干しです。屋外には取り付けないでください。」としっかり書かれています。
が、しかし!どう使用しようが消費者の勝手です。無視です。
(ちょっと不安になってきたけど、まぁ錆びたら買い替えればいっかと開き直ります)
まずは完成写真から。なかなかいい感じに取り付けられました♪
物干しワイヤーの取り付け手順の説明の前に、まずは完成写真をお見せしましょう。
じゃじゃじゃじゃーじゃーん!
ワイヤーが細いのでちょっと見にくいですね・・・。
物干しワイヤーの設置高さは地面から180cmにしました。屋外に設置する場合は特に、家族の身長よりも高めに、かつ壁際などの人通りがない場所に設置するのを強くお勧めします。
低すぎると目に当たったり(ワイヤーがほつれていたら最悪です・・・)、首にひっかかったりしてひじょーに危険です。
物干しワイヤーの巻取り機構がついた本体側はこんな感じです。
値段が値段なので、見た目もちょっと安っぽいですが、実用性に問題がなければ我慢できる範囲です。
このつまみを右に回すとロック、左に回すとロック解除となります。
「ロック」といってもねじでワイヤーを押し付けているだけなので、あまり強く回しすぎるとワイヤーの劣化の原因となりそうです。
ワイヤーロープが収納されている本体側です。値段の割には見た目はまぁまぁといったところでしょうか。
下の写真は物干しワイヤーの先端部分の金具です。
上の大きな穴に先端の金具を通して下に押し下げればひっかかる仕組みです。
巻取り機構のついた物干しワイヤー本体側の設置手順
それでは、ここからは物干しワイヤーの設置手順を解説します。
まずは本体側です。
1. 構造を理解する
物干しワイヤーを取り付けるためには、まず構造を理解することがファーストステップです。
製品をよく観察していきます。
取り付ける物干しワイヤーの本体がこちら。
本体の裏側はこのようになっています。
台形の部品の上1箇所、下に2箇所の穴が開いていますが、ここにねじを通して壁に固定することになります。
台形のプレートを外したところです。下の爪で本体側に取り付けます。
プラスチック製の裏板も付属しています。
上の台形のプレートと壁の間にこの裏板をかませて壁側へのダメージを軽減する目的と思われます。
固定用の台形プレートをプラスチックの裏板を重ねるとこんな感じです。
2. カーポートの柱にドリルで穴を開ける
実際の作業に入ります。
マジックで取り付け位置をマーキングした後、金属用ドリルでカーポートの柱に貫通穴(穴径6mm)を開けます。
カーポートの柱はアルミ製なので、簡単に穴が開きます。
3. 貫通穴にナットリベットを取り付け
管理人は取り付け場所にカーポートの柱を選びましたが、この柱はアルミの型材です。
厚み1~2mmしかありません。
アルミはもともと強度がないので、ここにタッピングねじをねじこみ、無理やり物干しワイヤーの本体を固定しようとしてもねじ山が切れないか、物干しワイヤーのテンションで外れてしまうことが十分ありえます。
このような場合には、「ナットリベット」を使用します。リベットの内側にめねじが切ってあるような部品で、貫通穴に差し込んでかしめることで、柱側にしっかりしためねじを作ることができます。
ナットリベットの詳細や使い方などはこちらのページで詳しく紹介されているので、ご参考にされるとよいと思います。
ナットリベットとナッターの使い方(DIYで目隠しフェンスを作った西園寺のブログ!)
ちなみにナットリベットのサイズはM4としました。
貫通穴のままではネジが食い込まないので、別で購入したナットリベットを取り付けます。
カーポートの柱にナットリベットを取り付けたところです。
ナットリベットの中にめねじがちょっと見えていますね。
他の2箇所にもナッターでナットリベットを取り付けていきます。
物干しワイヤー本体固定用のナットリベットの設置が完了です。
4. 固定用のプレートをねじで固定
あとは、本体固定用のプレートとプラスチック製の裏板をねじで固定するだけです。
ねじには管理人はステンレス製のトラス小ねじ(M4)を使いました。
くれぐれも鉄製のねじは使わないようにしましょう。絶対錆びます。
屋外なのでステンレス製のねじを使いましょう。
5. 本体を固定用プレートに取り付け
台形のプレートの下の爪にはめこむように物干しワイヤー本体を固定します。
できました!
物干しワイヤーの先端固定用の金具を設置
次は物干しワイヤー先端の突起を固定するための金具を設置します。
金具はこんな感じです。
上下の穴2箇所でカーポートの柱にねじで固定します。
これは本体と反対側の金具です。物干しワイヤーロープの端をこちらに引っかけてワイヤーを張ります。
1. カーポートの柱にドリルで貫通穴を開ける
本体側と同じ手順ですが、まずはドリルで貫通穴を開けます。
2. ナッターでナットリベットを取り付ける
開けた貫通穴にナットリベットを取り付けます。
3. 先端側の金具をねじで固定
ナットリベットが取り付いたら後はねじで固定するだけです。
固定した後の写真がこちら。
物干しワイヤー完成♪
さて、このようにして物干しワイヤーを無事に屋外のカーポートの柱の間に設置することに成功しました。
安物の中国製の割にはしっかりと取り付けができました。
実際にワイヤーを引っ張りだしてみると、特に問題なく引き出しができました。
反対側に引っかけてロックをかけるとそれ以上たわまず、洗車の後のスポンジやマイクロファイバークロス、ムートンブラシ等を問題なく干せそうです♪
実はebayでもっとお安く買える・・・
今回、管理人はAmazonで物干しワイヤーを調達しましたが、
その後ebayでも同様の製品がないか探してみてみたところ、ありました。
形は円形という違いはありますが機能は全く同じで値段は約900円・・・。
ebayで中国製の商品を買うと大体届くまでに3週間以上かかるのですが、それを差し引いても安いですね。
納期に余裕があって、海外通販に抵抗がなく、より安く商品を入手したいという方はebayでの調達を検討してもよいかと思います。
このページが物干しワイヤーを屋外に設置したい!と考えている方のご参考になれば幸いです。
それでは!