Panasonicのドア(VERITIS)のソフトクローズ機能が壊れちゃった!
Panasonicの引き戸(VERITIS)のソフトクローズ機能が壊れましたので、この状況と、修理方法をご紹介しています。
目次
3年目にしてVERITISのソフトクローズ機能が壊れた!
新築から3年、特に家庭内の設備には何不自由なく暮らしてきた管理人でしたが、住み始めてから3年たったある日、悲劇が起こります。
いつもはどんなに強く開こうとショックを吸収して何事もなかったかのように静かに閉まってくれていた家の洗面所の引き戸が、ある日を境にショックを吸収してくれなくなったのです。
ガコッという音とともに、こちら側にやや跳ね返ってくるのです。そして、完全に開ききれないため、1cmくらい隙間が開いた状態で止まっているのです。
この日以来嫁からは、「1cmの出っ張りにぶつかって痛いから何とかして!」と理不尽なクレームを受けるようになりました。最初のうちは「また時間ができたときにきっとやるから、待っててハニー。」、と受け流していたのですが、一週間に一度くらいのペースで同じ調子でクレームされ続けるので、さすがの管理人も次第に受け流せなくなってきます。家庭円満第一です。
ということで、修理することを決心しました。原因は、明らかです。引き戸のソフトクローズ機能が壊れたのです。
管理人の家のドアは全てPanasonicのVERITIS(ヴェリティス)シリーズ。新築の特に住宅メーカーから勧められて選んだ建具です。
高かったのに3年でダメになるってどういうことだよ!と住宅メーカーかPanasonicに怒鳴り込みたい気持ちがありますが、ドアに保証が付いているなんて話は住宅メーカーから聞いたことがありません。
仕方なく自分で直すことに決心しました。
ドアのソフトクローズが壊れた原因調査
自分で修理するためには、まず故障の原因を特定しなければなりません。
ドア上部にあるソフトクローズ用の部品をしげしげと観察してみます。
ソフトクローズの部品があるのは、引き戸のこの部分(赤矢印)です。
この部品をもうちょっと近くで見てみましょう
これだけ見てもよく分かりませんね。動く戸板側も見てみましょう。
戸板の上部はソフトクローズ用にこのような構造になっています。
この写真で構造を説明するのはすごく難しいのですが、この手前の透明な樹脂っぽい丸い部品(コロのようなもの)がソフトクローズ上重要な機能を持っています。
引き戸を開けて反対側にぶつかりそうになると、このコロが上の写真の斜めの部分に当たり、下に押し込められます。
押し込めらることによってロックが外れ、コロが奥側に移動し、この移動する際にダンパーが利いてソフトクローズできる、というわけです(分かりにくくてすみません)。
こちらのコロを押してみたり元に戻したりしてみても特に問題はなさそうです。ロック位置できちんと止まっていますし、一度押し下げてロックが外れるとダンパーが利いてゆっくり動きます。
原因が発覚!固定側部品の変形だった!
そう、問題は最初にご紹介した赤矢印の部品にありました。後で出てくる修理後の写真と比べてみると問題がよくわかります。
まずは、こちらが問題のある部品。
そして、こちらが正常な部品。
問題がある写真の方を見てわかる通り、斜めの部分が曲がしまっていますね。
これによって、戸板上部のコロの部分が下側にうまく押し付けられず、ロックがうまく外れないためにソフトクローズ機能がうまく働かなかったのです。
1cmくらい閉まりきらないのも、コロのロックが外れずに突っ張ってしまっていたことで説明がつきます。
新しい部品をネットで調達♪
原因が分かったので、修理に取り掛かります。部品の変形を無理やり直すことも考えましたが、部品を取り換えるのが手っ取り早そうです。
ネットで「VERITIS ソフトクローズ 部品」と調べると簡単に見つかりました。送料込みで500円程度だったのですぐに注文。2日後には届きました。
便利な世の中になったものです。
届いた部品がこちら。
梱包を開けてみるとソフトクローズ受け部材とビスが3本入っていました。
固定後に見えてしまうビスの頭部は受け部と同じブラウンの塗装が施されています。芸が細かいですね。
新品と比べると問題が歴然
早速、問題のある部品と見比べてみます。
今回変形した部品の問題がよくわかりますね。新品は斜めの部分がまっすぐですが、今回不具合を生じた部品の方は完全に曲がってしまっています。
まっすぐであれば戸板側のコロを押し下げてロックを外し、ソフトクローズをONに(ダンパを起動)できますが、変形してしまっているためにコロを押し下げることができず、ドアを開けたときにガコッという無様な音を立てて止まることになっていたのです。
さらっと交換♪
部品が手に入ればこちらのモノです。
ソフトクローズ受け部の部品を止めている3本のビスを電動ドライバーで外し、新たな部品を同じく3ほんのビスで固定します。
作業時間は5分もかかりませんでした。
交換後に実際にドアを開け閉めしてみましたが、新築時のようにソフトに閉まってくれるようになりました。これで妻からのクレームに戦々恐々とすることもなくなりました♪
・・・てかPanasonicの設計ミスじゃね?
それにしても今回変形してソフトクローズの故障を引き起こした受け部を見ると明らかに薄すぎます。
発売元のPanasonicは、コロを下に押し下げるだけなのであまり力はかからないと判断し、樹脂の材料費を下げるためにも薄くしたのだと思われます。
しかしながら、今回我が家の洗面所のドアの場合のように変形が生じてしまいました。
原因は、恐らく荷重のかかる回数だと思います。
一回当たりの力がどんなに小さくても何度も何度も力を受けるたびに変形は蓄積してくるのです。
洗面所のドアの場合、開け閉めの回数は
- 歯磨き
- 手洗い
- 洗濯
- お風呂
の各タイミング×家族の人数×日数なので、数年たてば膨大な回数になります。
例えば、一人一日5回×家族4人×3年とすると、なんと、
5回×4人×3年×365日=21900回
です。
Panasonicがここまで考えて構造を考えたり、耐久試験を行ったのかは定かではないですが、今回問題を起こした部品は肉厚がちょっと薄すぎると思います。
いずれにしても簡単な作業で修理完了♪
ということで、こんな設計の部品を世に出したPanasonicを恨みたいところですが、今回は500円の部品代だけで修理できたので、このブログで文句をたれつつ泣き寝入りすることにします。
他にもVERITISのドアのソフトクローズが壊れてしまった方がいらっしゃればこの記事を参考にして頂ければ幸いです。
それでは!
こんにちは。
我が家も昨晩その部分が折れました。
確かに折れ易い構造です。
検索でこちらを発見しました。
パーツどちらで調達したか差し支えなかったらお教えください。
折れ画像
http://www.null-box.com/cgi-bin/so/No_33812.jpg
ryouさんこんにちは。コメントをどうもありがとうございます。この壊れ方はウチよりもひどいですね^^;ソフトクローズの交換用部品は楽天市場で購入しました。Panasonicのヴェリティス引き戸のソフトクローズの型番「MJB930」で検索すると出てくると思います。Panasonicの公式の部品通販サイト「ハイ・パーツショップ」でも購入できるようですので、あとは値段で決めるとよいと思います。ご参考になれば幸いです。