管理人が新入社員の頃になけなしのお給料で買ったホンダのインサイトがそろそろくたびれてきたので、そろそろ新しい車が欲しいなーと思い立ち、インターネットの無料一括査定サイトで申し込んだ管理人。
いろいろな買取業者から電話がかかってきましたが、自宅まで来て無料出張査定をしてくれるというカーチスにまずは愛車の査定をしてもらうことにしました。
この時の経験からカーチスの口コミをご紹介しています。
目次
カーチスの査定士が家まで来てくれました
カーチスに査定に来てもらったのは、とある土曜日の夕方18時でした。季節はもう秋なので辺りは真っ暗です。
明かりもないのにどうやって査定するんだろう、と思いながらも待っていると査定士の方が家まで来てくれました。20代くらいの若そうな男性の方でした。
挨拶がてら立ち話で他の買い取り業者の状況、次の希望車種、車をぶつけたことがあるか、などのヒアリングをしてくれます。
査定は20分くらいで終わり、その後手続き関係の話をしてくれるとのことでした。
実際に車の査定をしてもらいます
最初の簡単なヒアリングが終わると、車をあちこちと見ていきます。
運転席での確認
最初は運転席に乗り込んでメモを取りながらタコメーターや車検証を確認します。
その後、電装関係のチェックです。こんな項目についてチェックしているようでした。
- ヘッドライト(ロー、ハイビーム)
- ワイパー
- パワーウインドウ
- サイドミラー
- バックモニター
外観の確認
次は外観の確認です。外が暗いので、懐中電灯でボディを確認していきます。結構念入りに見るのかと思いきや、意外とさらっとした確認でした。後で聞くと、小さな傷は査定には影響しないため、ツヤの有無や大きな傷や凹みだけを確認しているとのこと。
車の周りを見ながらタイヤの山もチェックします。ここであまりに擦り切れているとタイヤ交換費用を見込んだ査定額になると思われます。
車の写真を勝手に撮られる…
これはカーチス特有でしたが、勝手に車の写真をパシャパシャ撮られました。ナンバープレートは、「カーチス」と書いたプレートで隠しています。さすがにこの真っ暗な中で撮影した写真を販売用には使わないでしょうから、恐らく車内用データと思われます。
まだカーチスに売却を決めてないのに勝手に写真を撮られるのはいい気がしません。せめて写真の許可くらい取ってくれてもよいのですが。。
最後に車の状況を熱心に書類に書き込み、車の状態確認が完了しました。ここまでかかった時間は約40分でした。
50分待ちぼうけさせられました・・・
車の確認が終わったので、査定額をその場で教えてもらえるのかと思いきや、そうではありませんでした。
査定士の方にお話を聞くと、査定士自身には査定額を算定する権限はなく、本部が査定額を決めるとのことでした。
このため、このカーチスの査定士も本部に情報を送って電話で査定を依頼していました。ここから長い待ちぼうけをさせられることになりました。
本部からなかなか査定額の回答が返ってこないのです。車の状況確認が終わったのが18時40分くらいでしたが、そこから待ちぼうけさせられ、回答がくる気配がなかったので19時半の時点でカーチスの査定士には帰ってもらいました。
査定額は20~30万円!
帰ってもらう前に大体の査定額は教えてくれ、20万円から30万円の間くらいですかね~との金額でした。結局具体的な査定額は教えてもらえませんでした。
管理人の場合には、まだ新車の購入前で車を手放す日時が具体的に決まっていなかったため、相場が日々変動するので、売却日が確定しない限り具体的な査定額は教えられないとのことでした。
カーチス査定士との業界裏話
査定額がなかなか本部から来なかったため、管理人はカーチスの査定担当者と1時間近く立ち話することになりました。
せっかくなので中古車買い取りに関して管理人が持っている疑問をぶつけてみました。
車の買い取り額が上がるタイミングは?
新車の場合には、決算期に購入すれば値引きを引き出しやすい、というのはよく知られた話です。中古車の場合はどうなのか聞いてみました。
答えとしては、特に買い取り額が上がる決まったタイミングはないとのこと。年間通していつでも買い取りたいとのこと。
買い取った車は海外に売られることもあるのか?
最近、東南アジアの国々で日本の中古車がよく走っているというニュースをテレビで見たことがあります。
管理人の車も海外に売られる可能性があるのか聞いてみました。
実際にカーチスが買い取った車を海外に売ることもあるそうです。海外に売る場合には、海外のバイヤー向けに岸壁まで現物を運び、品定めしてもらうとのことでした。ちなみに管理人の車は販売店の店頭におけるくらい?綺麗な状態のため、海外には売らないよ、とのことでした。
裏を返せば、国内ではなかなか買い手がつかないような乗り潰された車などを海外向けに売りさばくのだと解釈しました。
未来の中古車相場は予想できないので、高額査定のためには手放し直前に査定を
今回いろいろな中古車買取業者の方に査定に来ていただきましたが、必ず業者の方から聞かれるのが「いつ引取りさせてもらえますか?」でした。
「まだ確定してませんが今後1〜2ヶ月くらいですかねー」と言った回答をすると、だいたい渋い顔をされ、はっきりとした買取価格はなかなか教えてくれませんでした。
中古車買取業者は、買取価格を販売相場から逆算して決めますが、中古車の相場は時事刻々と変化していくものです。販売時期が2〜3ヶ月後以降になると、相場を予想するのはほぼ困難です。
カーチスの担当者の苦い経験として、クラウンの相場を見誤って赤字を出したことがあったそうです。新型クラウンが2018年6月に発売されましたが、当時の現行クラウンは買取価格250万円だったとのこと。それが新型クラウンが販売された途端200万円に50万円も値下がりし、赤字になってしまったとのこと。
いずれにしても、なるべく高額で査定してもらうためには、新車の納車日の直前など、手放す日が確定してからにするとよいでしょう。
輸入車の中古車買取価格は2〜3年で急落
管理人はインサイトを売却した後、輸入車(ドイツ車)に乗換える予定だったので、将来を見据えて輸入車の買取についても聞いてみました。
輸入車の買取価格は新車から2〜3年でガクッと落ち、その後は横ばいになるそうです。裏を返せば、新車の発売から2〜3年くらい経ったところで中古車を探せばかなりお買い得な価格で輸入中古車を手に入れられるということになります。新車を買った人の目線では、買ったなら2〜3年後に売ってしまうのではなく、長く乗り続けたほうがよいということになります。
ディーラーへの下取りの方がお得な場合も
管理人は新車購入時にディーラーに下取りを出して値引き交渉に使うことも想定し、相場確認のために買取査定を依頼したのがもともとの査定依頼のきっかけだったため、ディーラー下取りについての見解も聞いてみました。
輸入車のディーラーの場合、買取業者の査定価格の2倍で下取りされるのもザラとのこと。輸入車ディーラーは新車で100万円、200万円の利益を乗せてて販売価格を設定しているため、その中で値引の代わりに下取りをアップさせるというのは十分あり得る話とのことでした。
ディーラーの新車販売担当者からすれば、社内の目もあり、値引き○万円と書くより、下取り○万円と書くほうがだいぶ書きやすいとのこと。新車購入時に価格交渉が行き詰まってきたら、交渉ネタに下取りてもらう、という切り札を出すのも良いかもしれません。
あくまで、下取り車の相場を把握してからですが。
店舗への持ち込み査定は避けたほうがよい
カーチスの担当者から、他の買取業者はどんなとこに申し込みましたか?と聞かれ、管理人は、JACとユーポスに申し込んだこと、ビッグモーターとネクステージは店舗に車を持ち込んでくれと言われたので断わったことを伝えました。
競合他社なので、バイアスがかかっていると思われますが、ビッグモーター、ネクステージなど店舗に来店を迫る場合には、展示中古車を見せて次の車の購入を勧められるケースが多いとのこと。
恐らく、次の車もうちで決めてくれれば査定額アップしますよ、といった誘惑あるのだと思われます。また、買取業者によっては、買取価格50万円未満の場合には、出張買取に行かずに、店舗に来させるパターンも多いとのことです。
カーチス買取価格査定依頼の口コミまとめ
このページでは、カーチスに無料出張買取査定してもらった管理人の経験から、口コミをご紹介しました。まとめるとこんな感じです。あくまで管理人の場合の話なので、カーチス全般にあてはまらないかも知れませんがご参考になれば幸いです。
- 車両の状態確認自体は40分くらいで完了。本部での査定額算出に時間がかかり、結局1時間半待たされたあげく査定額は大体の幅でしか教えてもらえなかった。。
- カーチスの査定士の方は感じの良い方で、答えにくいであろう質問にも率直に答えてくれた。
- 後で教えてもらった査定額は、他社よりもやや低かったので、結局カーチスには買取してもらいませんでした。
ちなみに最高額の査定額を出してくれたのは「NKオートという」兵庫県のローカルな自動車買取業者でした。(興味のある方はこちら→NKオートで中古車買取りしてもらいました)
この記事が、車の売却を検討している方のご参考になれば幸いです。それでは!